あのとりブログ

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子どもの自発性を育てる。1歳半から3歳児の育て方

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「自分で出来る子」に育てる方法論があるのをご存知ですか?

 

 その方法論は大脳生理学、心理学、救育学からイタリアの女性医学博士であるマリア・モンテッソーリによって開発された育児法。

 

その育児法を取り入れた幼稚園で保育士として働いてきたのは、著者である神成美輝氏。そして「育児」についてこのように語っています。

 

【本書抜粋】

子育ては、あなたらしくそのままでもいいんです。でも、ちょっとした気づき、コツを知るだけで大きく変わります。

 

 子どもの自発性は重要課題です。「自分で出来る子」になってくれたら親としても嬉しいですよね。では、どうすれば自発的になるのか。その方法論を書いていきます。

 

【元ネタ本】

モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方

モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方

 

 

 

 子どもの自発性は「敏感期」にある

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なぜ1歳半から3歳児はイヤイヤ期になる?

 

それは、「自己教育力」が原因です。

 

 子どもの「わけの分からない行動」には理由があります。変なこだわりや、駄々をこねる、同じことを繰り返したり、なんでもイヤイヤなどは自身で学びたいという欲求があるからです。

 

 冒頭でも、少し触れましたがイタリアの医学者であるマリア・モンテッソーリはすべての子どもは、自ら伸ばす力を持っている。そして、彼女はこのように語りました。

 

【本書抜粋】

 子どもは自ら、今、伸ばしたい能力を知っていて、その能力を伸ばすために、大人から見ると「なんで?」と思うような行動をとったり、同じことを何度も繰り返したりする、という考えが前提となっています。(P27)

 

子ども自らが「伸ばしたい能力」を知っているとは興味深いと思いませんか?

 

  つまり、子どもはすでに自発性を持っているということです。自発性を阻害してしまうのが親の「禁止事項」が原因だと著者は語ります。

 

  大人は子どもの能力を信じて、見守っていくことが基本姿勢であり、子どもに対する最大の敬意になります。

 

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ー「敏感期」と「イヤイヤ期」

 

 敏感期とは、「ある目的のために・ある時にだけ・何かに対して・非常に強く反応する」時期のことを言います。

 

 敏感期の時期は長いのが特徴です。本書では0〜6歳の敏感期に焦点を当てています。なぜかと言いますと、2歳ぐらいから始まる「イヤイヤ期」と「敏感期」が重なる時だからです。

 

具体的な「敏感期」についての事例。

 

 たとえば、朝急いでいるときにい「早くしなさい!」と言っても子どもはマイペースです。それは「秩序」そのもの体得しているからです。武道でいうところ「型」を覚えているというイメージでしょうか。

 

 この敏感期というのは人間だけのものではありません。ウグイスはある時期を逃すと「ホーホケキョ」と鳴けなくなります。これも敏感期に体得するタイミングを失ったことによる影響だと言われています。

 

「敏感期は本能」であり、「秩序」「運動」「社会的行動」「言語」すべての「基礎」をこの2歳ぐらいからはじめる第一反抗期で学んでいます。それを大人が「イヤイヤ期」と呼んでいるにすぎない。

 

つまり、イヤイヤ期は能力を伸ばす基礎を自発的に習得している時期ということです。

 

 ちなみに、この概念を「モンテッソーリ教育」と呼びますが、この教育を受けた人物にGoogleの創立者2人、サーゲイ・ブリンとラリー・ペイジやFacebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグ。

 

 Amazonの創業者であるジェフ・ベゾス、Wikipediaの創設者ジミー・ウェールズなど数多くの成功者が幼児期にこの教育を受けたそうです。

 

【関連記事】

benesse.jp

 

 子どもと大人は違うことを認識する

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モンテッソーリが残した言葉の中に次のようなものがあります。

 

教育の基本原則は、子どもと大人は違うということを知ることです。

 

 子どもが大人と違うのは当たり前ですが、ついついこの事実を忘れがちになってしまいます。一番良くない教育は先程も書いた通り「禁止事項」です。

 

  日本を震撼させた凶悪犯の共通点に幼児期から過度な「禁止事項」があったことが分かっています。

 

 秋葉原事件の犯人「加藤智大」や少年Aで有名な「酒鬼薔薇聖斗」などは親からの過度な「禁止事項」や「ルール」に縛られて育ちました。

 

子どもは、子どもの世界で生きています。

 

  その世界は大人とは違ったルールで成り立っている。その中心となるのが、先に述べた敏感期であり、子どもはその敏感期のルールに従って生きているのです。

 

「子どもと大人とは違う」まずこの認識だけでも、子育てがラクになると著者は語ります。親は本当に危険なとき以外は見守ることの大切さや、子どもの自尊心を重んじであげる姿勢だけでも大きな違いが出てきます。

 

 環境を整える

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子どもの能力を伸ばすためにはなにが必要なのでしょうか?

 

それは、環境を整えてあげることです。

 

 子どもの能力を伸ばすためには、「子ども自身にどう話しかけたらいいか」「どう働きかけたらいいか」こればかりに注意が向いてしまいます。ですが、その前にしておきたいことがあるのです。

 

それは「環境を整える」ということです。

 

 たとえばトイレトレーニングも、大人が可愛いと思って着させているロンパース(股にボタンがついた洋服)を着させていると、子どもからしたら脱ぎにくいですよね。

 

 ジーンズも脱げたとしても履きにくい。こうした小さなことが子どものトレーニングの進捗状況に差が出ることが分かっています。

 

あと、子どもは大人をよく見ています。

 

 元気にあいさつする親の子どもは元気にあいさつをするし、親がニコニコしていると子どももニコニコしています。

 

  子どもに「ほら、あいさつをしなさい!」と注意するより、自分がいつもより大き声であいさつする方がずっと効果があると著者は語る。

 

【過去記事】

www.anotori.com

 まとめ

モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方

モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方

 

 ・1歳半から3歳児の敏感期とイヤイヤ期は重なり子育ては大変だが、子どもの能力を伸ばすもっとも重要な時期。

 

・子どもと大人は違うことを認識するだけで育児はラクになる。

 

・子どもの自発性には環境を整えてあげることが重要

 

いかがだったでしょうか?

 

 「モンテッソーリ教育」ってなにか怪しいなと思っていましたが、Googleの創設者の2人をはじめ、いま活躍している多くの人がこの教育を受けていたことにはびっくりしました。

 

もし、ご興味があるなら一読してみても面白いと思います。