あのとりブログ

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【心理学】スランプに陥る8つの原因と克服の方法とは?

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なぜこんなに頑張っているのに報われないの?

 

 努力の量は十分に維持しているのに、技量が伸び悩むどころか低下していく。これをスランプと呼びます。

 

 ときには、練習や改善をすればするほどに、技量や成績がついてこないと感じることもあります。いっそ練習や仕事から離れて疲れを取ろうと考えますが、それも少し違って感じてしまいます。

 

  なぜなら、練習や仕事をやめているとき、技量や成績が低下していく自分が恐ろしく感じてくるからです。そうなると、何をやっていいのかわからなくなります。

 

これがまさに「スランプ」です!

 

 しかし、スランプには「構造と法則がある」と語る人物こそが、本著作の著者である岡本浩一氏です。著者は社会心理学者であり、東洋英和女学院大学人間科学部教授でもあります。

 

  そんな著者に、さっそく「スランプの構造と克服方法」を教えてもらいましょう!

 

【元ネタ本】

スランプ克服の法則 (PHP新書)

スランプ克服の法則 (PHP新書)

 

 

 

 スランプに陥る原因 

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「プラトー」という言葉をご存知ですか?

 

 上達するときは、爆発的なスピードで伸びる反面、いくら練習や改善をしてもいっこうに上達しない停滞期があります。

 

この停滞期を学習心理学で「プラトー」と呼びます。

 

 プラトーは停滞であって後退しているわけではないのが、上記グラフから読み取れると思います。つまり、次の飛躍の準備とも言えます。

 

ただ「プラトー」と「スランプ」は異なります。

 

 プラトーとスランプの違いは、プラトーは「停滞」ですが、スランプは「後退」だと著者は説明しています。練習をすればするほどに、技能が後退していくのがスランプです。

 

「練習をしなければ恐怖」とまで考えてしまう努力信者にとって、この不安は耐え難いものです。

 

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ーースランプに陥るきっかけと原因

 

スランプに陥るきっかけは多様です。

 

 敗戦や目標達成の失敗が、スランプのきっかけになることは多いですが、成功や過度の好調がスランプのきっかけになることも多いと著者は語ります。

 

さらには、身体的条件の変化やある種の成熟がスランプの原因となることもあります。

 

 さらなる上達を目指そうとするとき、必ずスランプに陥る危険性があります。なんとも皮肉ですが、向上を目指す人間には、スランプとプラトーの壁が待ち構えているということです。

 

ーー自我関与(モチベーション)の変容

 

  スランプのもう1つの構成要素に「自我関与の変容」が関係していると著者は語ります。

 

簡単に言いますと「本気の度合い」です。

 

 自我関与が低くなったために、スランプに陥ることもありますが、スランプが続いたために、嫌気がさして自我関与が低くなることも多いです。

 

つまり、スランプがきっかけで「やる気」を失ってしまう人が多いということです。

 

 

  スランプに陥る8つの外的要因

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自分がスランプなのか判断する方法とは?

 

まず重要なのは、本当に自分がスランプなのかを判断することにあります。

 

 先ほども話した「プラトー」は停滞であって後退ではありません。つまり、爆発的に伸びるチカラを溜め込んでいる段階なので、普段通りに努力を継続していれば結果がついてきます!

 

しかし、問題は「スランプ」です。

 

 スランプは停滞ではなく「後退している」ので、しっかりと判断する必要があると著者は語ります。

 

  それでは、自分がスランプなのかを知る方法を8つ紹介していきますね!

  

ースランプを判断する8つの外的要因 

【1】生理的、身体的条件の変化や不一致

これは、身体的成長によるものです。

 

 簡単に説明しますと、体が成長していけば指が太くなったり、背が伸びたりしますよね。この生理的現象によって、指が太くなった為にピアノがうまく弾けなかったり、身長が伸びたから動きが鈍くなったりすることです。

 

身体の成長がスランプを引き起こすこともあるということですね!

 

【2】阻害因となる活動

たとえば、趣味でやっているゴルフ。

 

 将棋士とされる故大山康晴十五世名人が、ゴルフが少し上達したところでピッタリとやめたそうです。その理由が「ゴルフは気持ちが良すぎる。あんな気持ちのいいことをしていると、室内でじっと将棋盤を見つめて考えることがしんどくなる」だそうです。

 

  嗜好品のタバコやお酒、趣味がスランプ要因になることもあるということですね!

 

【3】たんなる疲労

「スランプかな?」と感じたときに真っ先に疑うべきことが生理的な疲労だと著者は語ります。

 

 僕はブロガーですので、長時間PCの画面を直視しており、眼精疲労を起こります。眼精疲労が「集中力」や「やる気」を低下させていたかもしれません。

 

  まずは生理的な疲労が溜まっていないかを疑ってみてくださいね!

 

【4】飽きる(心理的飽和)

心理的飽和とは「飽きる」ということです。

 

 心理的飽和は、自然な現象で罪悪感を感じる必要はないと著者は語ります。これも、身体的な疲労が要因となっていることが多いので、まずは休息をとる必要性があります。

 

 それでも心理的飽和が解消しない場合は、ポジティブレストをおすすめします。ポジティブレストとは、全く異なることをすることです。

 

  音楽アーティストが曲が書けなくて、陶芸をやったり絵を書いたりしますよね。これが、ポジティブレストです。

 

 異種の経験を積極的におこなうことで、スランプを克服するヒントをもらうのです!

 

【5】予想外の失敗と挫折

失敗が原因でスランプになることは珍しくありません。

 

 予想していなかった失敗や敗戦は、それまでの自分の技能に関して合理的だと考えていたことが狂わさせることになります。

 

そして、反省のしすぎは返って有害になると著者は忠告しています。

 

 改善点を狭い視野でみて、すべてを同時に改善しようとするのでなく、ひとつひとつを改善していくことがベストな選択となります。

 

【6】予想外の成功や勝利

 

  まさに僕がこれにあたりました。ブロガーはアクセス数を増やして、認知度を高めることも目的のひとつです。

 

 しかし、予想していなかったバズりが嬉しいさよりも、反対に「やる気の喪失」に繋がってしまいました。この際の対処は、まず勝因を考え、態勢の立て直しをする「再学習の習慣」が重要だと著者は語ります。

 

 僕も本能的に「バズり」について分析をしていたことが、結果的に「再学習」となっていたみたいでブログ継続ができました!

 

【7】練習量の変化

練習量の変化がスランプの原因になります。

 

 練習量を減らしたときは分かりやすいですが、多くなったことが原因となることもあります。

 

たとえば、働きすぎの疲労から心理的飽和が回復しにくいことがあるのです。

 

 練習や仕事量が成果を絶対に約束しているとは限らないことを、まずは知っておく必要がありますね。

 

  反対に練習量が増加したことで、練習が雑になることもあるということですね!

 

【8】生活パターンの変化

 アスリートは、日課をルーティンにしている人が多いです。

 

  それはスランプ対策といえます。生活リズムが乱れるとスランプにハマることがあるのです。

 

  転勤がきっかけで、夕飯の時間が変わったり、休日が変化したりすることが原因でスランプになることもあります!

  

 

 努力が報われないときの考え方

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頑張っても頑張っても結果がついてこないときどうすればいいか?

 

 このようなときは、本当に辛いと思います。しかし、他人を妬むことだけは注意してくださいね。

 

 結果が出ていないときほど、人の成功に目がいきやすくなります。妬んで成功できるなら、いくらでも「妬んでください!」といえますが、妬んだところで自分にプラス影響はありません。

 

むしろ妬みがイライラを引き起こし、機嫌が悪い人になってしまいます。

 

 スランプには悪いことばかりではありません。「新しい境地を生む」こともあるのがスランプだと語るので、実際に著者の言葉で見てみます。

 

【本書抜粋】

スランプを克服するたびに、新しい境地が得られることが多い。

 

 まず心理的な自信が得られる。つぎに、技能のいっそうの飛躍が得られる。スランプを克服するためには、技能の基礎的な技術の確実性を向上させなければならないことが多い。

 

 そのため、スランプ克服後は、個々の技術の安定性が高くなる。そのことは、おおらかな自信を与えてくれる。(P28)

 

あなたの努力は決して無駄ではありません。

 

 いま爆発的に成長するためのチカラを溜めているときなのです。いまスランプだと感じている人は、スランプ克服後に「自信」と「技術」が高まっている自分と出会えると著者は語ります。

 

さぁ、スランプを克服して「新しい境地」を見にいきましょう!

 

 まとめ  

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・「プラトー」と「スランプ」はまったく別物。

 

・本当に自分がスランプかを判断することが重要。

 

・努力が報われないのではなく、やめるから報われないのです。

 

いかがだったでしょうか?

 

 スランプには悪いことばかりではないことを本書で初めて知りました。「方法論」を知ることで「対象法」がわかる。対象法がわかるから成長する。この繰り返しが自己成長ですね。結果が出なくてお悩みの方は、ぜひ本書をお手に取ってみてくださいね!